2006年04月29日

アオスジアゲハ、蝶になる

越冬していたアオスジアゲハのるっちー、

ついに、蝶にかえりました。

ST280012.gif


サナギになった2匹のうち、
1匹はアオスジヤドリバエに寄生されてしまったので、
彼(彼女?)がのぞみの綱だったのですが、
あたたかくなったのに、ぜんぜんかえる様子がないから、
心配していました。

でも、ついに…。

あー、やっぱり綺麗ですね。

写真を撮った後、外に放してあげました。

ちなみに、サナギの抜け殻はこんなのです。

ST280013.jpg

また、今年も、幼虫そだてるぞーっ。
posted by S嬢 at 15:24| Comment(14) | TrackBack(0) | 生物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月06日

アオスジアゲハ、寄生虫にやられる

ウチで飼っていたアオスジアゲハのるっちー。
サナギで越冬していましたが、
そろそろかえるかな、と思ったら、変色していました。

ST280007.jpg

見にくいですが、白矢印のところにサナギがいます。
ちなみに、正常なものは

ST280008.jpg

です。
ぜんぜん色が違いますよねー。

そして、この変色サナギの下には、
えもいわれぬ黒いモノが蠢いて……。

「きゃあああぁぁぁぁぁーーー。」

(あまりのグロさに、写真を掲載するのを差し控えさせていただきます)

これは、アオスジヤドリバエです。
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/musi/hae01.htm

アオスジアゲハの幼虫は、今まで何度か育てましたが、
50%近くの確率で、アオスジヤドリバエが寄生していました。

るっちーは、実は2匹いました。
もう1匹はいまのところなんとか無事です。

このるっちーが蝶にかえることを祈ってやみません。
posted by S嬢 at 07:25| Comment(8) | TrackBack(0) | 生物日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月23日

ウミウシの集団交接

ウミウシって知ってますか?
貝の仲間なんですけど、殻のないものです。

こんな、種類があります。
http://www.sotto-marino.com/seaslug.htm

きれいでしょう?
だから、海にもぐる人たちは、ウミウシが大好きなんです。

さて、このウミウシですが、
変わった交尾をするんです。

ウミウシは雌雄同体なんですけど、
交尾のときは、メスでもありオスでもあります。
その意味は…。

ウミウシには、生殖管が2本あって、
一つは精子が出るもの、
もう一つは卵巣につながっているものですが、
この2つを使って、集団で交尾します。

つまり、精子はあっちのウミウシにわたして、
こっちのウミウシから、精子をもらう、
といった感じです。

多様な種を残す、という意味では、
効率的なやり方なのかもしれませんけど、でも。。。

なんというか、
まあ、人間でも、そういうシュミの方っていますけど、
自然界でもあるんですよ。。。

posted by S嬢 at 05:10| Comment(12) | TrackBack(0) | 生物エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月15日

生命化学のための基礎科学

わたしが大学時代、化学の授業では、
化学科と同じ専門性の高い教科書で勉強しました。
だけどその内容は、残念ながらあまり記憶に残っていません。

ネットで偶然このような本を見つけてしまいました。

生命科学のための基礎化学―有機・生化学編生命科学のための基礎化学―有機・生化学編
Molly M. Bloomfield 伊藤 俊洋 岡本 義久

丸善 1995-03
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即買いしてしまったんですけど、
内容は満足いくものでした。

生物をやる上で必要な化学をわかりやすく、
トピックスなどを多く交えて書いてあります。
まあ、これは普通かもしれませんが、
さらにすごいことは、
各章が小説のようにノンフィクション仕立てで始まることです。

例えば、18章「脂肪」の冒頭部は、
「スージーはそのとき、ぬいぐるみのクマを抱いて、気持ちよさそうに眠っているように見えた…」
という感じです。
わくわくしますね。
続きがよみたくてしょうがないですよね。
こんな教科書、他にないでしょう?

また、生化学編では、
生化学の基礎の基礎だけを述べてあります。

最近の生化学は学ぶことが多いので、
この本で基礎知識だけつけておいて、
本格的な教科書(わたしのオススメはヴォート生化学ですけど)で、
勉強するのがいいのではないか、と思います。

この本には、無機物理化学編というのもあるのですが、
こちらもよさそうな感じです。

医学部、薬学部、生物学科など、生物に関連する学部の大学生が
化学を学ぶのにオススメの1冊です。

わたしもこの本で、化学を勉強しなおそうかなあ。。。

posted by S嬢 at 02:16| Comment(8) | TrackBack(11) | 生物関連書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月05日

蛹の越冬と光周性

るっちーは、今日もサナギでした。

あたりまえじゃん、って思った方、
でも、暖房のきいた暖かい室内で飼っていて、
サナギは春だと勘違いしてでてきてもおかしくないじゃん、って思いません?

わたしも、大学院のときそれに気づきました。

そこで、わたしは実験したのです。

と書ければかっこいいのですが、
実験なんてしませんでした。
いくらわたしがラットやウサギを殺戮しまくっているからといって、
愛する幼虫を、サナギを、しかも1匹1匹に名前までつけてかわいがっている彼らを
実験対象としてみるだなんて、
そんなことできなかったんです〜(T_T)
(普通は逆だよな、とか突っ込みいれないでくださいね)

仕方がないので、文献を調べました。
そして、アメリカシロヒトリの場合、
サナギからかえるための因子として、
温度と、日長があげられる、という文献にぶち当たりました。

そうです。そうなんです。
わたしのかわいいサナギちゃんたちは、
温度のほかに、日長でも春を感じていたんですよ〜。
だから、温度だけ高くても、蝶になることはなかったんです。

ちなみに、昆虫がこのように、決まった日長のときに成虫になったりすることを、
光周性といいます。
動物の発情なども光周性によります。
植物の開花なども光周性です。

動物も植物も昆虫も、種は違えども、
季節を感じるための仕組みを発達させてきたんですね。
こういう仕組みを持たないのは、人間だけですかね?
変わりに、時計と暦を発明して、
それによって、季節を感じてますけどね。

るっちーは今年もちゃんと春にかえりますよ。
S嬢が保証します(笑)


posted by S嬢 at 00:20| Comment(6) | TrackBack(0) | 生物エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月31日

ナマコの内臓はいずこ?

今日は大晦日。
年越しの準備で大忙しです。
かくいうわたしも、母にたのまれて、ナマコを調理しました。
母が、気持ち悪くて触れないというので、
解剖などお手の物。殺めた動物数知れず、という
わたしが登場、というわけなのですが…。

とりあえず、指示されたとおり、ナマコに塩を振りかけてもみました。
ナマコはまだ生きているようで、身が硬くなります。
これって、浸透圧はほとんど関係ないよね?
ナメクジだって塩かけてから縮むまで、
相当時間かかるもんね?

というわけで、硬くなったのは筋肉かと思ったのですが、
調べてみると、ナマコに筋肉はわずかしかないらしく、
キャッチ結合組織と呼ばれる、硬さを自由に変えることができるものらしいです。
あの独特のコリコリ感は、結合組織の感触なんですね。
そういえば、ホヤは、食べるところは筋肉層ですけど、
ぜんぜんコリコリしてないですもんね。

さてさて、さっと洗って内臓を出す、ということなのですが、
どこをどう切ればいいのかわからないですー(泣)
しかし、なでまわしていると、口と肛門らしき穴を発見。
ということで、口と肛門の間を、縦に切ることにします。

包丁を入れたとたん、体がさっとかたくなりました。
やはり、生きているようです。
負けずに切り進めていきます。

が、開いてみると…

体腔に内臓がないっ!!

内臓がないんですよ。
そんなのってあり???
ナマコはウニと同じキョクヒ動物に分類されるので、
三胚葉性だし、発生過程で腸管もできるはず。
どーゆーこと??

というわけで、ググって見ました。

http://www.tsukiji-market.or.jp/youkoso/touorosi/syun/namako.html

な、なんと、ナマコは身の危険を感じると、肛門から内臓を吐き出すそうな…。
ありえない…。
およそ常識を超えた動物です。。。

と、まあ分析などをしつつ、
ナマコの解剖、ではなく調理は無事終了しました。
あとは食べるだけですね。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

これを読んでくださっている皆様、
本年はどうもありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
そして来年も、S嬢のブログ「こんなのっていいかも…」をよろしくお願いいたしますm(_ _)m
posted by S嬢 at 19:31| Comment(10) | TrackBack(1) | 生物エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月27日

シュペーマンの実験

今日、授業でシュペーマンの原口背唇部の移植実験について話しました。

シュペーマンの原口背唇部の移植実験とは、受精卵の発生の話です。
卵は受精後、細胞分裂を繰り返して、
やがて、胚の一部がめり込んでいく、原腸陥入という現象がおこります。
原腸陥入が起こる部位のことを原口といいますが、
この原口の上の部分(=原口背唇部)を他の胚に移植すると、
原口背唇部は脊索という器官になるとともに、
移植部位から、脳や脊髄の元になる神経管という器官を誘導(つくり出す)します。
これがシュペーマンの原口背唇部の移植実験です。

脊索はやがて発生が進むと消えてしまって、
神経管とその他の器官から背骨ができます。

生徒がどのくらい脊索について理解しているのかを知るために質問しました。

S嬢「脊索は将来何になるんですか?」
生徒「背骨」

やっぱりそうか、というのがわたしの感想です。
脊索の”脊”という字が背骨を連想させるのかもしれません。
確かに、発生が進むと脊索は背骨に置き換わる、と書いてあるものもあって、
それでよけいに混乱するのかもしれないですが。。。

しかし、わたしが考えるには、
脊索は、神経管を誘導するための器官です。
胚の軸となる、ということはあるかもしれませんが、
主とした機能は神経管を誘導することです。
だから、発生が進むと、役目を終えた脊索は、消失してしまうんです。
これはわたしが勝手に思いついた理論です。
脊索を専門に研究をしている人には、異論があるかもしれませんが、
少なくとも、こう高校生に教えれば、誤解は防げるかな、と思います。

発生を高校生に教えるのは、難しいことだと感じています。
なので、わたし流の理解で教えることがままあります。
それでいいのか、といわれれば、いいのかどうかわからないですけど、
すくなくとも、彼女たちは「よくわかった」というので、
それでいいのかなあ?なんて思ってます。
posted by S嬢 at 00:52| Comment(18) | TrackBack(0) | 生物エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月22日

今日の授業

今日は、ここ3ヶ月くらいで最悪の授業だったと思う。
まず、準備不足。
冬期講習は、毎日授業があるから、
準備がおいつかなくて。

自分ばっかりがわかってる気がして、
生徒が、どこがわからないのか、
何を教えてほしいのかが
いまいち判ってない。

授業中に質問すればいいのかもしれないけど、
テスト演習なので、説明の時間がたりなくて、
それもできない。

長年やってると、
どこを強調して教えるべきか、とか
わかってくるのかもしれないけれど。

まだまだわたしも修行が足りません。
あと300授業くらいしないと、
一人前の生物講師とはいえないかもなあ。
posted by S嬢 at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月17日

C JAM BLUES

いまC JAM BLUESの練習をしているのですが、
先日ピアノのレッスンに行って、
「劇的に上手くなった」
とほめられました。

わたしはといえば、そんなに練習したわけではないんですが、
上原ひろみのライブの行ったのを皮切りにして、
いろいろなアーティストのCDを効きまくりました。
それがよかったのかなあ?
C JAM BLUESが前よりも理解できるようになってきた気がします。

前はCブルーノートを書いてある楽譜を見て
構成音を確認しながら必死で弾いていたのが、
ただ弾くことに一心不乱になれるようになりました。
やっぱ進歩したのかなあ?

でも、先生が弾くのをきくと、
自分はまだまだ全然だなあって思うんですけどね(^^;;;

亀のごとくでもいいので進歩したいと思ってます。
あんまり練習時間とれないけど、
その分、イメージトレーニングとかがんばってます(笑)
posted by S嬢 at 04:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月12日

わたしも受験生??

近頃、毎日センター生物の赤本の問題問いたり、
センター対策参考書よみまくったりして、
とにかくセンター生物対策に余念のないわたし。。。
冬期講習はセンター対策の授業なので、
とにかくいまやっておかなきゃって感じです。

なんだか、受験生みた〜い、って思ったけど、
生物しかやらなくていいから、
楽ちんかなあ。

センター試験といえば、世界史!!
ひどかったんですよ〜。50点とれたっけ??
多分、社会という学問を理解するというなにかが
わたしの中で欠如しているんだと思うんです。
だってー、耶律阿保機とか完顔阿骨打とかサータヴァーハナ朝とか、
とにかくややこしい名前ばっかりなんですよ〜。
もうそれだけで拒否反応ですよ〜。

まあ、それをいうなら、生物だって、
鉱質コルチコイドとか、アブシシン酸とか、夏緑樹林とか、
なんのことって感じですよね?
わたしはマニアだから、普通に感じてるだけですよね〜、きっと。

さて、また語呂合わせでも考えるか(笑)


posted by S嬢 at 14:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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